――TRUST導入前の課題と、成果を教えてください。
課題:計算作業や締め作業に時間が取られていて、お店やキャストの管理に時間が使えなかった
成果:面倒な作業は全てトラストが行なってくれるため、お店全体のことを考えられるようになった
男性スタッフが1名しかいないため、課題は時間との戦いでした。なかでも、一番時間をとられていたのが、伝票の計算です。
セットが終了に近づくと、毎回伝票の計算をしますが、絶対に計算間違いをしてはいけないため、集中し時間をかけて計算していました。そのためお客様が複数名いる時は、この伝票の計算作業にかなり時間がかかっていたんです。
しかしTRUSTを使うと、事前に登録したメニューをタップするだけで会計に反映されるため、お客様の現在の金額がリアルタイムでわかります。
また、延長した際の想定金額も表示されるため、セット終了時には現在の明細と概算伝票をお持ちすればよいだけです。そういう意味で、セット時の切り替えがすごく楽になりましたね。
それによりできた時間を、キャストとの面談やディスカッションにあてています。3人~4人のグループに分かれて「お客様は何を求めてお店に来るのだろうか?」について定期的に話していますね。
――スタッフやキャストにはスムーズに受け入れられましたか?
かなりスムーズに受け入れられました。男性スタッフが1名ということもあり、TRUST導入前から、キャストに注文や会計時の計算を手伝ってもらっていました。しかし、紙伝票のときはキャストも大変そうだったんです。それがTRUSTではiPadでタッチするだけ。操作もすぐに慣れたようです。また、ドリンクバックの金額が表示され、TRUST操作時に都度確認できるのもモチベーションアップに繋がるんだと思いますね。
操作時にキャスト同士のコミュニケーションが発生するため、結果的に、お店全体の連携もさらに深まりました。
――よく使う機能やおすすめの使い方を教えてください。
これからTRUSTを導入される方には、『お得意様へのタグ付け』をおすすめします。
お得意様にタグ付けをすると、その方が使われた金額や明細が一覧で表示されるんです。それにより、お得意様がお店にいかに貢献してくださっているかが明確にわかります。お得意様を大事にしたいという意識になり、それが接客にも表れるようになりました。
――TRUST導入により、大きく変わったポイントを教えてください。
テーブルごとではなく、お店全体を考えた営業ができるようになりました。
これまでは作業が多く、一つ一つのテーブルを見るので精一杯でした。しかしTRUSTでは、テーブルごとの終了時間や金額が一目でわかり、そのうえ一覧で表示されます。TRUSTをみれば、お店全体を見渡せる感じですね。
それにより、このテーブルがもうすぐお会計だから、このキャストは次にここに行ってもらおうなど、早め早めに次のことを考えられます。
また業務の効率化によりできた時間で、既存のお客様に満足していただくのはもちろん、どうやって新規のお客様に来ていただけるかを考えられるようになりました。